限られた時間で仕上げるのも、スポーツ編集の醍醐味です。 限られた時間で仕上げるのも、スポーツ編集の醍醐味です。

Interview 03

限られた時間で仕上げるのも、
スポーツ編集の醍醐味です。

Aya Kaneko

映像編集

スポーツニュース制作局 技術部
2016年入社

  • オンエア直前のバタバタ感も「かっこいい!」。迷わず『スポーツ編集』を志望しました。

    大学のゼミでは、主に映像番組の制作などを行っていました。ゼミの先生が「テレビだけではなく、雑誌や書籍など、様々なメディアを分かっている人が強いよ」と口癖のようにおっしゃる方で、就活の時期には映像以外にも興味が向くようになっていました。そうして見つけたのが、テレビ事業と広報メディア事業という2本柱を持つ文化工房です。入社当初は、むしろ映像以外の職種に興味を持っていたのですが、研修を通じて一番魅力を感じたのはスポーツ編集でした。構成を考えて人を動かすディレクションではなく、自分の手でものをつくる仕事です。オンエア直前のバタバタ感も「かっこいいな」と感じ、この道に進むことを決めたのです。私が初めて編集した映像は『報道ステーション』でオンエアされました。今にして思えば、ちょっとすごいことですよね。

    オンエア直前のバタバタ感も「かっこいい!」。迷わず『スポーツ編集』を志望しました。
  • ディレクターと二人三脚で、スポーツ映像をつくりあげていく。

    テレビ朝日でオンエアされる、スポーツに関する映像をつくる。それがスポーツ編集の仕事です。『報道ステーション』などで流れるデイリーのスポーツニュースから、プロ野球やバスケなどの試合の中継で流れるハイライト映像まで幅広く携わっています。中でも多いのは、3時間ほどに及ぶ試合の映像を切ったりつないだりして、1~3分ほどの映像をつくるというもの。当日に行われた試合を当日にオンエアするべく、限られた時間で編集、完成させるというのが編集部の日常風景です。仕事は常にディレクターと二人三脚で行います。ディレクターが構成を考え、ニュース原稿を書く。スポーツ編集が映像をつなぐ…。ディレクターが持つイメージを形にしつつ、「この画(え)のほうが臨場感、出ますよね」とこちらから提案することも珍しくありません。

    ディレクターと二人三脚で、スポーツ映像をつくりあげていく。
  • 試行錯誤の中で湧き上がってきた、「やっぱりスポーツ編集って楽しい!」という思い。

    入社6~7年目に、ABC(朝日放送テレビ)の番組『熱闘甲子園』に携わる機会に恵まれました。普段携わっているプロ野球の試合は3カメ程度で撮影しているのに対し、『熱闘甲子園』はなんと12カメ。ディレクター、カメラマンともここでは全く初めましての状態、環境での編集作業でした。映像の尺も長く、12種類の映像を同時に見ながら画を選んでいくだけでもハードなものがありました。苦しみながらも「普段通りの自分でやろう」と吹っ切れたことで風向きが変わりました。初めて組んだディレクターとも率直に意見を交わしあい、「ホームランを強調してみよう」「観客の表情を入れてみよう」と試行錯誤を繰り返す中で、編集の楽しさを改めて実感することができたのです。私が心掛けているのは、視聴者に「分かりやすい」映像を届けること。今後はポスプロ(撮影後の編集作業すべて)部門なども経験し、スポーツ編集も番組本編の編集もできるマルチプレーヤーへと成長していきたいですね。

    本文の内容は取材当時(2023年10月)のものです。

    試行錯誤の中で湧き上がってきた、「やっぱりスポーツ編集って楽しい!」という思い。

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